北京故宮博物院200選 ― 2012/02/05 20:01
1月24日(火)、雪の残る上野の東京国立博物館平成館に、午後から休みをとって行ってきました。正門前の表示には、「清明上河図(せいめいじょうがず)」は210分待ち、入場まで10分待ちとなっていました。というのも、この日が「清明上河図」の公開最終日だったのでした。
「清明上河図」を生で見ることはかないませんでしたが、液晶の大画面5カ所で分割して拡大した映像(各1分40秒)が流されていたので、精密に描かれた庶民の様子は解説入りで見ることができました。

台北の故宮博物院に比べると…という声も聞きますが、いくつか新たな発見があったのでよかったと思います。一つは琺瑯(ほうろう)器というものがあったこと。金属にガラス質の釉薬を高温で焼き付けたもので、今でもホーロー製の鍋とかありますよね。
もう一つは、乾隆帝(けんりゅうてい、清朝6代皇帝)の肖像が、巨大だったこと。特に、軍装で馬にまたがる乾隆帝を描いた「乾隆帝大閲像」は、縦3.2m×横2.2mほどの大作です。あとは、青玉に彫刻がほどこされた如意(にょい)。もとは背中をかく道具だそうで、つまり超豪華な孫の手なのでした。
一通り展示を見終わると、午後4時半頃になっていました。すると「清明上河図」の待ち時間はさらに延びて240分となっていました。そこから並んでも見られるのは午後8時半。人気のラーメン屋さんでさえ並ぶのは嫌いなのに、まさか並ぶはずもなく帰途につきました。帰り際に、何人か写真を撮っている人たちがいたので、見たらその先にあるものはスカイツリーでした。
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